補助ロック

防犯対策を考えて補助錠をつけようと考えるお客さんは多いです。
最近はワンドアツーロックが警察や警備会社等で推奨されていますのでお客さんも積極的に鍵を取り付けようと考えるようです。

たしかに、補助錠をつけるのはてっとり早く防犯性を高めるのには有効な方法です。
しかし、どの家庭でも必ず鍵が取り付けられるとは限りません。
例えば賃貸物件であればドアに穴をあけてもいいか大家さんや管理会社に確認を取る必要があります。たまに断られてしまうこともあるようです。
また、勝手口だったらドアの素材がうすいために鍵を取り付けられないということもあるそうです。

補助錠がつけられないという場合には鍵屋では他の防犯対策をすすめるようにしています。
たとえば内側のサムターンを防犯サムターンにするとか、メインの鍵を防犯性の高いものに交換するとかいったことならドアに穴を開けなくてもできます。

補助錠をつけるとき、まず扉に直径3~4センチくらいの穴をあけます。この穴の外側にまずシリンダーを取り付けます。そして室内側には錠前本体をつけます。
カンヌキを受け止めるストライクゾーンも必要です。これは扉の枠部分に取り付けます。
これで外からでも鍵が2つついていることがわかり、空き巣に対して牽制になります。

玄関鍵交換

玄関の鍵交換を頼まれることは多いです。
防犯性の高いディンプルキーに交換して欲しいという需要が高いです。
最近では値段の安いディンプルキーも増えてきましたが、性能の高い鍵に交換しようとするとやはりそれだけ値段も高くなります。

マンションの鍵によく使われているミワのU9という鍵だと12000円からになります。GOALの代表的なディンプルキーであるV18やWESTの916や917などは20000円前後します。
思いの外値段が高いため、鍵交換をためらうひとも多いようです。

もう少し安い値段で鍵の交換ができないのか、という人には日中製作所のSEPA HDSシリンダーというものをご用意しています。こちらはU9toディンプルキーの中間くらいの料金です。
HDSというシリンダーは日中製作所と堀商店という2つのメーカーが共同で開発した鍵であるHDHを元にした製品です。
堀商店は日本最古の鍵屋とも言われている老舗メーカーです。一つ一つ手作りで錠前部品等を作っており、高級感あり、しかもセキュリティ性にも定評があります。

現在では堀商店はHDHの生産から手を離れ、日中製作所が引き続き生産し、HDSという名称になりました。

こちらの鍵の性能は耐ピッキング性能が10分以上、破壊には5分以上かかるというものですのでかなりの防犯性能だといえます。かつてはCP-C認定されていたこともありました。